介護職員処遇改善加算について
ウエーブでは、高齢者や身体に障害をお持ちの方の介護のために、約50名の方がホームヘルパーやデイサービスの介護職員として働いています。このような介護現場で働く人たちの待遇、資質向上、働く環境を良くしていくために、国は平成21年度から介護職員処遇改善交付金の制度を開始し、現在は、介護職員処遇改善加算ということで、介護報酬に加算される形で制度が続いています。さらに、令和元年10月から特定処遇改善加算が導入され、介護職員以外の職種も支給対象になりました。
この制度は、申請方式のため事業者が申請しなければ加算事業を受けることができません。ウエーブは、当初からこの事業を申請し、お陰様で、働きやすい職場づくりに努めさせていただいています。令和元年には、介護保険関係と障害福祉サービス関係を合わせて年間約600万円の加算金をいただきました。事業開始以来10年間で、ウエーブではどのような改善がなされたのかを報告いたします。
※厚労省の部局によって事業の名称が異なっていますが、老健局の名称を使わせていただきました。
老健局…………介護職員処遇改善加算及び介護職員等特定処遇改善加算
社会・援護局…福祉・介護職員処遇改善加算及び福祉・介護職員等特定処遇改善加算
Ⅰ 賃金改善の状況
Ⅱ 資質向上のために
Ⅲ 職場環境改善のために
以上のように、いろいろ改善できましたが、賃金については他企業の水準に比べて、相当低い状態にあると思います。しかしながら、介護職員の方々が「困ったときはお互いさま」の理念のもとに明るく活動していることに感謝しています。
休暇の取りやすい環境づくり、特別休暇の運用、積極的な研修の開催、研修会への受講、男女を問わない管理者への登用などにご評価をいただき、令和2年2月に日光市から「男女共同参画推進事業者表彰」を受けました。光栄に存しております。今後ともよりよい環境づくりをしていきたいと思います。
理事長 吉成 勇一